区の活動

〔心かよい合う街づくりを〕

 核家族や共働き・高齢者の世帯が増え、人々の考え方も多様化し、地域での人間関係が希薄化しているこの世の中、心かよい合う街づくりが叫ばれています。
 その第一は、地域の人々が気軽に挨拶し、ふれあい、話し合うことから始まります。阪神淡路大震災・新潟中越地震では、直後の隣近所の声かけ合い、助け合いが多くの命を救い、多くの人の励みになったといわれ、区(自治会)が大きな力を発揮したそうです。災害時の住民の安否確認・情報伝達や救援活動等には、日頃からの近所付き合いが何より大切です。

1.区とは?

 下大利団地区は、大野城市26区の中の一つの行政区です。大野城市・中央地区コミニュティ・UR都市機構等と連携しながら、地域の様々な問題の対処・解決に取り組んでいる自主的な組織で、全世帯加入が原則です。その理由は、地域と地域住民の共通の問題に対処するのが区の役割だからです。
 例えば、御笠川沿いの遊歩道を散歩しても清掃された歩道・手の行き届いた花壇・外周道路の防犯灯も設置されています。回覧板・階段掲示物で、近くの小中学校の様子・防犯・市の行事等のお知らせや年末年始のゴミ振替休みのお知らせをしています。また、ゴミ置き場もきちんと管理され、気持ちよく出せる等です。人は、決して独りでは生きていけません。同じ地域に暮す者同士で力を合わせ、お互いに助け合いながら、生活を営む事ができる環境作りのための地縁団体として区が組織されています。
 区は、そこに住んでいる人達が住み良い心豊な街づくりをめざして、1人では解決できない「地域における様々な課題」にみんなで取り組むとともに、地域でふれあいの輪を広げ、住民の連帯意識の向上に頑張っています。

~子ども達がのびのびと遊び、大人達がにこやかに集い、高齢者の笑顔があふれている住みよい、やさしい街づくりを目指しています。~

 区は、市からの補助金や区民の皆さんの区費などによって自主的に運営されています。

2.区の主な活動

 区は、イベントやレクレーションだけではなく、悩みや困難を抱えている住民が安心して暮らしていけるような活動もしています。近くに、身よりがない一人暮 らしのお年寄りへの訪問(声かけ)・防犯等に対処するためのお知らせ・安心して通れる通学路の確保・地域活動についての色んな相談など、私たちが住むこの 街をあたたかな心で、安全で住みよい環境をつくるために活動を展開しています。

 

(1) 毎月1回、役員会・棟委員会を開き、その時々の諸問題・行事予定・市からの依頼事項の報告等についてご意見を頂きながら、地域の皆さんにお知らせする活動をしています。
 
(2)  地域交流については、夏まつり・グラウンドゴルフ・敬老の日・独居高齢者との食事会等を行い皆さんに楽しんで貰っています。
  また、市の最大行事である「大文字まつり」・「まどかレクスポ祭」にも皆さんの協力を得て参加しています。例年、味噌づくりを5月・11月に行っており皆さんから美味しいと好評を博しています。
 
(3)  地域の治安・生活安全の確保については、青色パトロールカーによる地域のパトロール・シニアクラブ(もちのき会)による小学生低学年の登下校の見守り・年末の防犯パトロール等活動しています。また、時折発生する事件等については、その都度、防犯速報・防犯情報等を階段掲示にして皆さんにお知らせしています。
 
(4)  福祉活動については、民生・児童委員・福祉委員・福祉推進委員等による独居高齢者・高齢世帯の見守り・子どもの見守り等を行っています。
  団地でも、高齢化が進んでおり益々福祉活動の重要性が要求されて来ています。
 
(5)  文化・体育・伝承行事等については、七夕祭り・たこ作りとたこ揚げ大会・ひな段飾りとひなまつり等を行い、多くの区民の方々に喜ばれています。
 
(6) 環境美化については、御笠川遊歩道・団地周辺の花壇・緑地帯・親水公園等を地域ボランテイアの皆さんによる清掃活動のおかげできれいに維持できています。今ではこれらの場所で、多くの人たちがウォーキングを楽しんでおられます。
 また、5月・11月には、大野城市のクリーンシテイに合わせて、団地周回道路を中心に御笠川の清掃等、皆さんのご協力を得て行っています。
 
(7) 食生活改善推進委員会では、毎月地域栄養士のご指導のもとに料理教室を開いています。
 また、年に10回男性料理教室や夏休みに小学生を対象にして「親子でクッキング」も開いています。
 

3.公民館の使用について

 公民館は区の活動拠点であり、地域(区)のみなさんのための施設です。何か催しごとや話し合いなどに使いたい時は、お気軽に公民館へご連絡ください。
(目的や使用団体により使用料金が異なりますのでご相談ください。)

〔 最後に 〕

 地域の主人公は、ここに暮らしている人々です。そして、同じ地域に住んでいる人々が仲良く助け合って暮らしていこうとする考え方は、昔も今も変わりません。
 「遠くの親戚より近くの他人」とよく言いますが、“いざ”というときには、ご近所の人・地域の人達が一番頼りになるものです。

 ~大野城市と下大利団地区は、
 区とコミュニティによる街づくり活動を推進しています~


“ここに住んでよかったと実感できる地域を目指して”

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