雑餉隈はよござっしょ!(雑餉隈町紹介)

雑餉隈町は、
北は、慨ね、通称・桜並木「主要地方道 福岡早良大野城線」近く、
南は、通称 春日原ベース通り「市道 中・上白水線」にまで至り、
西は、「西鉄天神大牟田線」に、
東は、旧国道3号線・現「県道福岡日田線」に囲まれた
縦長い、約850世帯程の住宅を中心とした市街地です。

雑餉隈町は、(以下の記述は「赤司岩雄先生」著、「大野城市巡杖記」から抜粋。)
古文書には「雑掌隈」或いは「雑賞隈」とも書かれており、雑餉隈に隣接する筒井区の小字名には「雑賞隈」があります。

雑餉隈町とは、
(1)神宮皇后が朝鮮半島へ軍兵を進められたときの兵糧として、この地にいろいろの食糧を集められたため
(2)大宰府政庁の時代にここに食糧倉庫が設けられたため
(3)大宰府街道の宿場町として往来の旅人が休息するところであり、酒食を供する旅籠や茶店が軒を並べていた所であるためなどの伝承が残されています。

はいろいろな、はカレイイと読み午餉(ゴショウ・ヒルゲ)の語から出たもので、時に贈る食物(饅頭)を「お雑餉(おざっしょう)」といいます。
「日本国語大辞典」には雑餉とは「人をもてなすための酒や食物、または引き出物や贈り物」と書かれています。
隈のつく地名は多くて、それが本字であるのか充て字であるのかの判別は難しいが、「大言海」には隈の語源はものかげ、くらがり、ところ、場所等とあり、古語では川や道などの曲がりかど、ものかげ、場所、くまどり等といわれるが、雑餉隈の隈はところ、場所と解すべきではないでしょうか。
いずれにしても、いろいろの伝承や楽しい解釈の生まれる地名です。

雑餉隈町は、
赤ちゃんが無事に生まれますように、そして生まれた赤ちゃんがすくすくと元気に育つようにとお守 りくださる観音様である、福岡県文化財指定の「雑餉隈聖観音立像」や、

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商売繁盛を祈る事代主命(ことしろぬしみこと・恵比須神)と火災と悪疫の進入を防ぐ火産霊神(ほむすびのかみ・愛宕神)が祀られ、4月10日の春ごもり、7月24日の夏ごもり、10月10日の宮座と12月10日から12日までのエビス市(十日恵比須)が行われている「恵比須神社」などがある。

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歴史と穏やかで平和な街、それが私たちの町「雑餉隈町」です。
一度、ぜひお出かけ下さい。

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