区(自治会)の活動
区(自治会)活動
新興住宅開発で築き上げられた平野台区。40年弱の歴史を刻み、高齢化が進む中で福祉増進・自主防災・環境改善整備が求められ、地区住民が一体となって、福祉の増進「福祉部+民生・児童委員=27名」に努め「自主防災会員+環境部員=35名」が環境防災に貢献、平成15年7月土石流災害の教訓を生かし、昨年7月の豪雨による土砂災害にも素早い対応で地域住民の安全・安心を得る為の地域活動をしております。
区(自治会)って?
市と連携しながら、地域の様々な問題の対処・解決に取り組ませていただいております。
例えば福祉活動の中で1人暮らしのご高齢者を月に1回「花水木の会」と称して福祉部員が主体に公民館に集い種々おもてなしをする中で、互に対話促進、健康維持促進に努め健やかな1日を過ごして頂く等、地域で力を合わせて取り組んでいます。自治会の中に組制を設けて情報の共有化を図り、明るい街づくりの一環であるゴミ処理問題や街灯設置チェック管理体制を整え、防犯活動「地域の子供達の安全確保・災害時のお1人暮らし高齢者の安全確保」に取り組んでおります。地域の宝であります子供達がのびのびと遊び、大人達がにこやかに集い、笑顔あふれる住みよい明るいまちづくりをめざす中で、1人では解決できない「地域におけるさまざまな課題」にみんなで取り組むとともに、地域でのふれあいの輪を広げ、人々の連帯意識の向上に努めています。
区の主な活動
平野台区では、継承恒例行事や史跡探訪などレクレーションだけでなく、高齢化の進む中で悩みや困難を抱えている住民が安心して暮らせるよう、市の指導を仰ぎ要援護者支援をいかに進めるべきか「福祉部・組長・体育委員・自主防災会・平寿会・地域ケア会議」を通して近くに身寄りがいない1人暮らしのご高齢者宅の訪問「向こう三軒両隣」の輪を広げ私たちが住むこの"まち"をあたたかな心と心のふれあいで、安全で住みよい環境をつくるために様々なまちづくり活動を展開しています。
1、地域交流(レクレーション)や各種団体の育成
地域の皆さんが楽しく参加し、互いの交流と親睦を図れるよう「史跡探訪」・児童体験学習「お米つくり」・恒例行事「きてんしゃい夏まつり」・「芸能大会」・「グラウンドゴルフ大会」・「もちつき大会」・「作品展」など各種イベントを実施しています。
2、地域の安全
非行や犯罪のない安心して暮らせる"まちづくり"は、私たちみんなの願いです。犯罪などを未然に防ぐため、防犯パトロールの実施、通学児童の登下校時の見守り、暗い夜道を明るく照らす防犯灯の管理など、地域のみんなが安心して暮らしていけるようまちづくりのため、みんなで協力しあって活動しています。
3、みんなのまちを美しく
自然を愛し、緑豊かな美しいまちをつくることは誰でも望む生活環境であり、平野台区では環境部員13名で会合を重ね巡回美化活動の中で声掛けあい、みんなで互いに協力し合って、美化活動「道路・公園」推進して、爽やかな明るいまちづくりに努めております。
4、自主防災・相互活動
「もし、大災害が発生したら・・・」
ゲリラ豪雨が続いた平成15年7月19日早朝発生した「土石流災害」で、床下浸水被害を受けられた世帯もあり、地域住民の自主防災意識の出発点となりました。同時に、地域住民で専門知識豊かなお方が早速、平野台南側にある牛頸山の現地調査を行い、その結果に基づき潜在的危険性を指摘され、平成17年5月「平野台区自然災害対策特別委員会」を立上げ、主として取組んだ課題は、(イ)区をめぐる裏山一帯の渓流と法面の防災対策、(ロ)区の防災対策体制の点検・整備の2点でしたが、市・県の積極的な対策工事の実施「A渓流砂防ダム・B渓流治山ダム・C渓流治山ダム」に感謝しています。そして新たに平野台広場に流れ下るD渓流治山ダムの建設が始まり、21年度完成、併せてダム下流水路も、既に工事を終えた所や今年度工事予定など整備が進んでいます。この工事計画実施に絶大なるご尽力を賜りました当時の市・岸本環境部長の一言が印象として、強く記憶に残ります。「考えられる土木的な対策はほぼ終わります。しかし、災害要因は牛頸山と共に残ります。今後は、住民が自主的に可能な防災活動を実行して下さい」
住民相互の「自助」・「共助」を進めましょう。
1)区の自主防災会は平成15年の被害直後に発足しました。その後7年間テーマを
自然災害に絞って、積極的に会合を重ね、相互の情報交換をベースに、折々の
課題に取組んで来ました。
そのため、自然災害対策についての膨大な情報蓄積ができています。
2)県主催「自主防災リーダー研修会」へ積極的に参加しましょう。
同研修会に区住民が年に2~3名が参加されています。
大学教授による災害要因と対策の解説、住民と連帯感を養った地域防災活動の
体験談、AED使用訓練、人口呼吸の実技訓練、そして他市町村のメンバーとの
懇談会。
3)区自主防災会に寄せられる情報の中で、嬉しいことは住民が自主的に自助・
共助を実行されているニュースです。
事例A・・「ウチに来んね!」・・古くからの友人同士が、豪雨の最中に土石流発
生を心配されて、ご近所の友人にお声をかけられた由。
事例B・・「公民館に避難していいですか?」・・健康で逞しいパパが幼いわが児
と愛する奥さまを必死に守りたいと思われた、住民の方の自主的な判
断と行動です。住民の方々は、日頃よりテレビなどによって自助・共助
の業を身につけておられます。
4)要援護者支援制度が実施されます。
災害の発生が想定される区域(県指定)にお住まいの要介護者などの方々に
防災面の支援をする制度です。今年4月以降に防災上の課題について、自主
防災会で取り組み開始します。
5)区総合防災訓練内容に工夫を!
昨年9月10日の区総合防災訓練は、参加者も多く、AED利用・応急担架による
移送・119通報・消火訓練・土嚢作りなどの積極参加を頂き大成功でした。
今後毎年9月第1日曜日を「防災の日」と定め訓練を実施します。
今後は高齢者への支援の訓練を目指します。
5、地域へのお知らせ
市からの連絡や地域の各種催しごと、緊急のお知らせなど、様々な情報を区域内の皆さんにお知らせしています。毎月初めの広報「ひらのだい」・月2回発行の「回覧板」で情報を提供しております。
必ずお目透視願います。
公民館使用について
公民館は区の活動拠点であり、区民の「集い・学び・結び合い」施設です。なにか催しごとや話し合いなどに使いたいときはお気軽に公民館へご連絡下さい。地域価格でご利用になれます。
最後に
地域の主人公は、そこに暮らしている人々です。そして、同じ地位区に住んでいる人々が仲良く、助け合って暮らしていこうとする考え方は、昔も今も変わりません。『遠くの親戚より近くの他人』『いざ』という時は、お隣さんや近所の人達が頼りになるものです。人と人とを互いにつなぐものは、お互いに相手のことを思いやる心です。思いやる心から泉がにじみ出る。その潤いがなくなった時、なんのつながりもない人間の寄り集まりになって、ちょっとした事でも個々バラバラになる。どっしりとした人間の共同生活を支えるものは、他を思いやる心です。世の中がどんなに変わっても、お互いにこの心の泉までも枯らさないようにしましょう。大野城市と平野台区は、区とコミュニティによるまちづくり活動を推進しています。
『住んでよかったと実感できるまちを目指して』
〒816-0972 |