区の歴史資料館
下筒井区の歴史
【黒男神社】
 御祭神は、いろいろな説があるが今は、息長帯日売神[神功皇后]と武内宿禰命で
 応神王朝の樹立[西暦270年頃]に大いに貢献した人であり、長寿・忠誠・奉仕などの
 高い御神徳がある。
 また、宇佐神宮の境内には黒男神社があり、武内宿禰命が祭られている。
 村の鎮守様と慕われ昔から子供達の遊びとなっており、神社は別名「九郎神社」
 「盗人の宮」「留守殿の宮」等様々な呼び名がある。
 これらにはいろいろな伝承があるが詳しくは赤司岩雄著の「大野城市巡杖記」または、
 大野城市教育委員会のホームページを見ていただきたい。
 拝殿は明治40年に改築以来百年の歴史を経て、今回総改築をし、平成19年3月25日に
 改築落成式をした。
 また、境内には二つの石神様が祭られており、阿波嶋大明神と塞大神である。
盗人の宮(ぬすっとのみや)
詳しくは、大野城市ホームページ「盗人の宮(ぬすっとのみや)」をご覧ください。
【阿波嶋大明神】
婦人の下の病に霊験あらたかな神であり、子授け、安産祈願の神であり、大野城市内には
 阿波嶋様はこの一基だけである。
 
 【塞大神】
道祖神、道の神として信仰され、猿田彦大神とも習合して性の神にもなり、男女良縁
 妊娠出産、幼児守護、子孫繁栄の神である。
 
 【黒男神社祭事】
春ごもり   四月十五日前後
 夏ごもり   七月十五日前後
 宮 座 祭   十月十五日前後
 元 旦 祭   元旦
【春日原停留所運動場道の碑】
下筒井公民館より100mほど北へ行くと、新川緑地公園の一角に記念碑が建っている。
 正面には、春日原停留所運動場道、裏面には「大正13年5月開設 大野村」、左側面には「此道路敷地並工事費寄贈者 草壁幸市」と刻まれている。
 大正13年[1924年]4月12日に九州鉄道[現在の西日本鉄道]が福岡から久留米間に電車を開通し、春日原停留所[現在の春日原駅]が設置された。
 駅前には野球場・陸上競技場・テニスコートが造られた。
 当時の幹線道路日田街道から駅に至るまでは、雑木林の中を通り抜ける小道敷かなかったと言う。
 このため大正13年の大野村議会にて議決され村道に認定された。
 道路建設費1,830円を寄付した草壁幸市氏には、大野村名誉公民章が附与された。
[大野城市巡杖記より]



 
			